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Request for Proposal
Status: RFP is Closed

CD206陽性細胞への核酸送達技術を活用する創薬アイデア

Request Number
RFP_2018_3779
Due Date
Aug 22
Program Manager
提案者にとっての機会
共同・受託開発、ライセンシング、依頼主からのサンプル提供
 
期間
非臨床試験の開始までに最大2年程度
(現在の開発ステージにより応相談)
 
予算
共同研究予算、ライセンス料など詳細は
提案内容に応じて別途相談
 
提案方法
この募集ページのRespondボタンをクリックし、アカウント作成の上、フォームに入力をお願い致します。作成中は下書き(Draft)が自動保存されますので、Control Centerからいつでも作業再開が可能です。なお、機密情報は入力されないようご注意ください
  • 必要に応じてWordファイルでの追加情報の記入も可能です(記入用シートはこちら
 
問い合わせ先
不明点等ございましたら右記までお気軽にお問い合わせください:phd2@ninesigma.com
よくある質問: http://ninesigma.co.jp/faq/
RFP was closed on
Sep 2018

RFP Title

 

CD206陽性細胞への核酸送達技術を活用する創薬アイデア
RFP Description

 

ナインシグマ社は、国内大手製薬企業を代理して、依頼主が開発した核酸送達技術を活用できる可能性のある創薬アイデアや共同開発パートナーを求めている。依頼主の送達技術を用いた試験希望の申し出も歓迎する。

開発された送達技術は、新規ターゲティングリガンドを用いたコンジュゲート核酸技術で、siRNAを肝臓、脾臓、腎臓等に存在する CD206陽性細胞へ集積させ、siRNAが標的とする遺伝子の発現を抑制することが確認されており、核酸医薬の新たな基盤技術となり得る技術である。

 

Key Success Criteria

求める提案内容

  • 依頼主が開発した送達技術を活用できる可能性のある疾患や因子の情報に基づいた創薬アイデアや仮説を求める。

    • 詳細な研究計画については直接の議論を通じて検討するので、提案内容は簡単なもので構わない。
    • また、創薬アイデアとしての妥当性も依頼主との議論の中で検証していくことも可能であり、現時点では CD206陽性細胞の病態への関与が示唆されていれば提案を歓迎する。
  • 対象とする疾患:CD206 陽性細胞が関与する可能性のある疾患であって、同細胞への遺伝子発現抑制によって治療可能な疾患。

    • CD206 陽性細胞の例としては以下のようなものが挙げられるが、本公募の対象はこれらに限定しない
      • 組織マクロファージ(例えば、肺胞マクロファージ、脾臓マクロファージ、皮膚マクロファージ、クッパー細胞、脳血管周囲、髄膜マクロファージ等)、炎症性樹状細胞、肝類洞内皮細胞(LSEC)、メサンギウム細胞など
      • 上記以外の細胞も対象とする
    • 想定する疾患の例は後述する。

開発した送達技術の概要と特徴

  • 概要:ターゲティングリガンドコンジュゲートによる新規核酸送達技術

    • 一般的に、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNA 等の核酸医薬は難治性疾患の治療薬として期待されているが、肝臓以外に送達可能な実用的な技術は殆ど報告されていない

    • 依頼主は、肝臓、脾臓、腎臓等の CD206発現細胞選択的に送達可能なコンジュゲート核酸技術を開発した

  • 特徴1:CD206 発現細胞において標的遺伝子の発現抑制が可能

    • In vitro 試験データ(Fig.1
      • CD206 発現細胞(マクロファージ、未熟樹状細胞、成熟樹状細胞)にターゲティングリガンドコンジュゲート(CD206L Conjugate)を添加
      • 96時間後に siRNA 標的遺伝子 (ここではハウスキーピング遺伝子)mRNA量を測定
      • CD206L Conjugate siRNA 単体に比べ、優れた標的の遺伝子発現抑制を示す
    • In vivo でも確認済(特徴2の項に記載)

Fig.1 CD206 発現細胞における標的遺伝子の発現抑制

 

 

  • 特徴2: In vivo において CD206 発現細胞への選択的送達および標的遺伝子発現抑制が可能

    • 肝臓実質細胞など、CD206 陰性細胞には集積せず、遺伝子発現抑制を示さない
    • In vivo 試験データ(Fig.2
      • マウスに各種化合物を皮下投与(10 mg/kg, 単回投与)
      • 投与 4
      • 後に肝臓、脾臓中のCD206陽性マクロファージを回収し、siRNA標的遺伝子 (ここではハウスキーピング遺伝子)mRNAを測定
      • ターゲティングリガンドコンジュゲート(CD206L Conjugate)は、siRNA単体、コントロール群*に比べ、mRNAの量が有意に低減した。本開発技術のみ遺伝子発現を抑制できることが示された
        * GalNAc conjugate; CD206非結合性ターゲティングリガンドを有するコンジュゲート化合物

 

Fig.2 In vivoにおけるCD206発現細胞における標的遺伝子の抑制
a) 肝臓中クッパー細胞, b) 脾臓中マクロファージ

 

  • 特徴3:持続的に標的遺伝子発現抑制を発揮する

    • In vivo 試験データ(Fig.3
      • ターゲティングリガンドコンジュゲート(CD206L Conjugate)をマウスに皮下投与(3 mg/kg , 単回投与)
      • 脾臓中CD206陽性細胞におけるsiRNA標的遺伝子 (ここではハウスキーピング遺伝子)mRNA を測定
      • 10 日間の持続的な遺伝子発現抑制が示された

 

Fig.3 遺伝子発現抑制効果の持続性

 

対象とする疾患の例

本技術の適用先としては、以下の疾患が候補になると考えているが、下記に限らず CD206 陽性細胞が病態に関与している疾患に関する提案を歓迎する。

  • 腎臓関連疾患
    • 慢性・急性を問わない腎疾患
    • 透析合併症、慢性腎臓病合併症(CKD-MBD,  CKD-CVD など)
    • その他の腎機能異常をきたす疾患(希少疾患も含む)
  • 中枢関連疾患
    • アルツハイマー病、ALS
      • 脳血管周囲、髄膜マクロファージ等の遺伝子発現抑制が、病態改善に繋がることが好ましい
    • αシヌクレイノパチー
      • パーキンソン病、レビー小体型認知症、多系統委縮症など
  • 自己免疫疾患、アレルギー性疾患、炎症性疾患、線維化疾患
    • 特発性肺線維症 (IPF)、全身性エリテマトーデス (SLE)、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、自己免疫性溶血性貧血(AIHA)、炎症性筋炎、アトピー性皮膚炎、強皮症、炎症性腸疾患 (IBD) 多発性硬化症、動脈硬化、サルコイドーシス、ブラウ症候群等の肉腫形成疾患、NASHなどを含む
    • 薬剤抵抗性セグメントなどアンメットメディカルニーズとの関係性があれば、好ましい。
  • 免疫寛容の誘導を引き起こす標的因子
    • ヒト免疫細胞に対する効果が検証されていれば、好ましい
    • 対象となる疾患の候補があれば、好ましい
  • 感染症
    • 結核、MAC 症、HIV, HBV 等を含む
  • 腫瘍免疫
    • がん腫瘍随伴マクロファージ(TAM)および樹状細胞の両細胞において遺伝子発現抑制することで、病態改善に繋がる標的が好ましい
  • 上記以外の希少疾患
Items to be Submitted

提案作成時の注意事項

簡潔に要点を絞って提案内容を記載ください。必要に応じて参考資料の添付をお願いいたします。

提案には、機密情報を含まないようご注意ください。

 

提案の評価基準

受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行います。提案内容は以下の評価基準に従い評価されます。

  • 提案内容
  • 提案の科学的な根拠
  • 作業仮説を検証するための試験計画と実現可能性(活動内容、期間、役割、成果、設備)
  • 経済的実現可能性

 

想定されるプロジェクトの進め方

依頼主は、はじめに書面による一次スクリーニングを行います。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定します。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行います。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行います。

その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発などを行い、技術の確立を目指していただきます。具体的な協業体制については協議の上決定いただくこととなります。

 

Preferred Collaboration Types
Area of Interest