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核酸医薬品の薬物動態特性及び薬効の向上技術

Request Number REQ1342748J
Due Date May 19, 2017
Author Seh-Rin Sung
Request for Proposal Details
RFP Title
核酸医薬品の薬物動態特性及び薬効の向上技術
RFP Description

ナインシグマ社は、核酸医薬を注力領域とする製薬メーカーを代理して、核酸医薬品の生体内安定性、血中滞留性、組織特異性や細胞内移行性といった薬物動態特性を改善する技術を求めている。

Background

核酸医薬品は一般的に、生体内で不安定であること、血中から速やかに消失すること、細胞内移行性が低いといった薬物動態特性上の課題を有している。これらの課題を解決するために、様々な検討がなされているが、いまだ確立された技術は存在していない。そこで、依頼主は有望な技術を有する組織との協業を望んでいる。

 

 

 

Key Success Criteria

前提条件

  • 核酸の種類:DNA、RNA、モルフォリノ核酸等の人工核酸
  • 投与方法:注射剤による全身投与
  • 標的組織:肝臓を除く、全ての組織

 

 

Possible Approaches

想定しているアプローチ

依頼主は、下記のアプローチを想定しているが、これらに限らず、薬物動態特性の改善、高活性及び低毒性を実現可能な技術の提案を期待している。

 

①核酸への化合物結合

低分子、糖鎖、ペプチド、抗体などの化合物を結合させた核酸医薬品であり、以下の要件を満たすもの

  • 薬物動態の改善
    • 標的組織へのターゲティング(肝臓を除く)、細胞内移行性、生体内安定性の何れかが改善されていること
  • 高い薬効
    • 結合した化合物が薬効を阻害しないこと
    • 高分子化合物を結合させる場合、標的細胞内へ到達した後、結合した化合物が外れる仕組みが導入されたものは対象となる。
  • 高い安全性

 

【除外】カチオン性化合物

  • 細胞毒性の懸念からカチオン性の化合物が含まれていないことが望ましい。但し、毒性軽減のための対策がなされている場合には対象とする。

 

②核酸の化学修飾

塩基部、リン酸ジエステル結合部、糖部に化学修飾を施した核酸医薬品であり、以下の要件を満たすもの

 

  • 薬効あるいは薬物動態の改善
    • siRNA、アンチセンス等の活性、標的遺伝子への特異性が改善されていること
    • 標的組織へのターゲティング(肝臓を除く)、細胞内移行性、生体内安定性の何れかが改善されていること
  • 高い安全性
    • 免疫応答や腎毒性、肝毒性の回避

 

③核酸のキャリアへの搭載

核酸のキャリアへの搭載方法として一般的に知られている静電的相互作用以外のメカニズムで核酸を搭載可能な技術であり、以下の要件を満たすもの

  • 薬物動態の改善
    • 標的組織へのターゲティング(肝臓除く)、細胞内移行性、生体内安定性の何れかが改善されていること

【除外】EPR効果による固形癌への送達を目的としたキャリア

  • 高い薬効
    • キャリアが薬効を阻害しないこと
  • 高い安全性

【除外】カチオン性キャリア

  • 細胞毒性の懸念により除外とするが、毒性軽減のための対策がなされている場合には対象とする。
  • 高い核酸の搭載効率
    • 50%以上の搭載効率

 

アプローチ①~③に共通する現時点で求める技術レベル

上記①~③は以下の要件を満たすこと

  • In vitro試験において、薬効もしくは薬物動態特性の改善が確認できており、望ましくはin vivo試験での確認がなされていること
  • In vitro試験において、最低限の安全性(細胞毒性)を確認している必要があり、望ましくはin vivo試験での確認がなされていること
  • 実験室レベルで合成法および分析法が確立していること
    • アプローチ③の場合は、製剤調製法が確立していること

 

上記について、現時点で、核酸を対象とした検証がなされていなくとも、核酸へ適用可能である根拠が示せる場合は、提案を歓迎する。

 

Approaches not of interest

対象とならないアプローチ

下記のアプローチは今回の募集の対象外とする。

  • 人体に有害な物質を利用する技術、素材

 

 

 

Preferred Collaboration types
Items to be submitted

プロジェクトの進め方

提案者は添付の提案用テンプレートに沿って提案書を提出する。

依頼主は、提案の一次評価を行い、興味のある提案者への直接コンタクトを開始する。依頼主は、直接コンタクトした提案者と必要に応じて秘密保持契約を締結し、さらなる情報開示を求め、有望性の高い提案者を選定する。

依頼主は、有望な提案が得られた場合、提案者とライセンス契約、委託研究契約または共同研究契約を締結する。

 

提案書への記載が推奨される事項

提案書には下記の項目の記載をお願いいたします。

 

  • 提案する技術の種類
  • 提案する技術の概要(技術開発の背景、開発時の想定アプリケーション、独自性、等)
  • 核酸医薬品の薬物動態特性の改善をもたらすメカニズム
  • 現時点でのパフォーマンス
    • 使用する基材
    • 対象とする核酸の種類
    • 評価薬物の実績
    • 適応可能な具体的疾患
    • 薬物送達・薬物作用効率向上を示すデータ
    • 安全性に関する考察
  • 現時点の研究開発段階
  • 最終的に求める技術要件を満たすための研究開発計画、実現のために特に必要なこと
  • 協業の形態に関するご要望
  • 他社とのコンタクト・ライセンス契約状況
  • 提案技術に関する知財の状況
  • 研究実績

 

なお、提案提出には、本ページ下部にある“attachments”にリンクされている提案用テンプレートをご利用ください。

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