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炭化水素ガスから水素を生成する革新的技術

Request Number REQ9339236J
Due Date April 6, 2017
Author Seh-Rin Sung
Request for Proposal Details
RFP Title
炭化水素ガスから水素を生成する革新的技術
RFP Description

ナインシグマ社は、大手自動車関連メーカーを代理し、炭化水素ガスから水素を生成する革新的な技術を求めている。

Background

背景

ナインシグマの依頼主である大手自動車関連メーカーは、炭化水素ガスから水素生成が可能なシステムの開発を進めている。

現在は代表的手法である水蒸気改質法を採用しているが、600~1000°Cという高温や純度の高い水が必要になる点が、システムのエネルギー効率向上や低コスト化を妨げる要因となっている。またガスに含まれる硫黄系の付臭剤やコーキングによって触媒が劣化するという問題がある。

近年、水素エネルギーへの注目の高まりから、水素生成技術の研究が盛んに取り組まれている。そこで依頼主は、関連技術に取り組む有望なパートナーとの協業により、課題解決の一層の加速を目指し、技術募集に踏み切った。

 

既存の水蒸気改質法の弱点を克服するプロセス技術のみならず、システムの長寿命化に資する耐硫黄被毒性および耐コーキング性を備えた触媒技術など、幅広い開発提案を歓迎している。

 

Key Success Criteria

処理対象となる炭化水素ガス

  • 成分:メタン、エタン、プロパン、ブタンなど
    • その他:付臭剤として硫化物(tert-ブチルメルカプタン:C4H10Sなど)が混合されている

 

実現を目指すプロセス・材料技術

  1. エネルギー消費の小さい水素生成プロセス:プロセスの低温化、低入力エネルギー化が実現できる技術。例えば以下のいずれかを満たすこと
    • 低温(600°C以下、望ましくは室温)で動作する
    • 発熱反応の利用などにより、外部からの加熱の必要性が低い
  2. 水の使用に関する制約が小さい水素生成プロセス:システムの簡略化につながる技術。例えば以下のいずれかを満たすこと
    • 純度の低い水でも動作する
    • 少量の水で動作する
  3. 長寿命の触媒材料:少なくとも以下のいずれかの特性を備えていること
    • 耐硫黄被毒性
    • 耐コーキング性

 

1~3のいずれかに該当する技術の他、システムの小型化・低コスト化につながる革新的技術を幅広く歓迎する。

 

Possible Approaches

可能なアプローチ

たとえば、下記のような技術に期待しているが、これらに限らず広く優れた技術を歓迎する。

  • プロセス技術
    • 低消費エネルギーで水素生成が可能な各種プロセス技術
      • 部分酸化法
      • 直接酸化法
      • 自己熱改質法
      • 既存の水蒸気改質法を改善したプロセス技術
    • 水素透過膜や酸素透過膜を利用した水素生成法
    • バクテリア等から生物学的に水素を生成する手法
  • 触媒技術
    • 活性金属の配合によって耐硫黄被毒性を改善する技術
    • 結晶微細化によって耐コーキング性を改善する技術

 

Preferred Collaboration types
  • Joint Development
  • Technology Licensing
  • Supply Agreement
Items to be submitted

提案書への記載が推奨される事項

提案書には下記の項目の記載をお願いいたします。

  • 提案する技術の概要(概要、特徴、原理)
  • 提案する技術の独自性
  • 開発ステージ
  • 現時点の性能
    • プロセス技術の提案の場合
      • 処理対象となる炭化水素ガスの種類
      • 反応温度・反応に必要なエネルギー量
      • 反応に必要な水量や純度
      • その他、反応に必要な物質、環境、要件
      • 転化率
    • 触媒技術の提案の場合
      • 材料の詳細
      • 想定される寿命
      • 各種特性の評価結果(あれば)
        • 耐硫黄被毒性
        • 耐コーキング性
  • 現時点の課題と今後の開発プラン
  • 過去の実績(研究論文、特許など、研究開発能力を示せる付加的な情報、等)
  • 組織概要

 

想定されるプロジェクトの進め方
提案者は添付の提案用テンプレートに沿って提案書を提出する。
依頼主は、はじめに書面による一次スクリーニングを行う。その後、有望な提案に対して追加質問や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定する。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを通して、技術の確認を行う。選考の過程で、必要に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進め方の議論を行う。
その後、提案者と必要な契約を提携し、技術の実証・追加開発を行い、技術の確立を目指す。具体的な協業体制については協議の上決定する。

 

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